善美に連れられ、商店街を歩けば、やはり自分達の町とは違うと紗綾は感じる。
当たり前のことだが、改めてそう思うのだ。
紗綾の住んでいるところも都会的というほど都会でもない。
遠く離れているわけでもないのだが、善美にとっては十分に都会になるのかもしれない。
あまり町の外に出ない紗綾は珍しさから、妙にキョロキョロと周囲を見てしまう。
しかし、圭斗の方は堂々たるもので、溜息を吐き、ぽつりと言った。
「……寂れ商店街」
「け、圭斗君!」
さすがにそれは失礼だ。いくら善美本人が大したものがないと言っていたとしても。
紗綾は慌てたが、圭斗は飄々としていた。
「だって、事実じゃん。ほんとに何もない」
思ったことを言って何が悪いとばかりだ。
何もということはないだろうに、まるで何か恨みでもあるようなひどい言いようだ。
「人情があるのよ、人情が! あんたには、あんたなんかにはわからないでしょうけどね! フンッ!」
善美は憤慨するが、紗綾は宥めるよりも、やはり香澄がいるみたいだと思ってしまった。
遠慮のないところが本当に似ているのだ。
自分をどこまでも引っ張って行ってくれるような、強さと優しさを持っているような気がした。
彼女が遊びに行こうと誘ってくれたおかげでほっとしてもいる。
同時に不安もある。あちらについて行かなくて、どうして生贄を選べるというのだろうか。
紗綾には圭斗の考えも魔女の考えもさっぱりわからなかった。
当たり前のことだが、改めてそう思うのだ。
紗綾の住んでいるところも都会的というほど都会でもない。
遠く離れているわけでもないのだが、善美にとっては十分に都会になるのかもしれない。
あまり町の外に出ない紗綾は珍しさから、妙にキョロキョロと周囲を見てしまう。
しかし、圭斗の方は堂々たるもので、溜息を吐き、ぽつりと言った。
「……寂れ商店街」
「け、圭斗君!」
さすがにそれは失礼だ。いくら善美本人が大したものがないと言っていたとしても。
紗綾は慌てたが、圭斗は飄々としていた。
「だって、事実じゃん。ほんとに何もない」
思ったことを言って何が悪いとばかりだ。
何もということはないだろうに、まるで何か恨みでもあるようなひどい言いようだ。
「人情があるのよ、人情が! あんたには、あんたなんかにはわからないでしょうけどね! フンッ!」
善美は憤慨するが、紗綾は宥めるよりも、やはり香澄がいるみたいだと思ってしまった。
遠慮のないところが本当に似ているのだ。
自分をどこまでも引っ張って行ってくれるような、強さと優しさを持っているような気がした。
彼女が遊びに行こうと誘ってくれたおかげでほっとしてもいる。
同時に不安もある。あちらについて行かなくて、どうして生贄を選べるというのだろうか。
紗綾には圭斗の考えも魔女の考えもさっぱりわからなかった。

