「センセー、部長がリヒテンシュタインってどこだって顔してるっス」
圭斗が十夜を指さす。
即座に十夜は圭斗を睨むが、彼に魔王の睨みはまるで通用しない。
「月舘だってリヒテンシュタインは知ってたのに」
「私だってって何かひどくないですか?」
単に海外のことに少し疎いだけだと紗綾は思うが、嵐はにっこりと笑った。
「大丈夫、月舘には俺がこれから色々教えてあげるから」
「淫行教師は黙ってもらえないっスかね?」
何か言葉に含みを持たせた嵐を圭斗は冷たい表情で見ている。
「黒羽みたいなこと言うのはやめてもらえないかな?」
「うわっ、部長みたいなヘタレと一緒にしないで下さいよ」
「確かに黒羽はヘタレだけど、お前は生意気すぎるよ」
嵐と圭斗の言い合いが始まり、紗綾はどうしたものかとおろおろしながら、ふと、リアムを盗み見た。
彼はおそらく内容はよくわかっていないのだろうが、ただにこにこと様子を見ていて、嵐の躾が行き届いているのか、全く近付いてくることはない。
「まあ、部長は教科書に載ってないことはわからないっていうダメなパターンっスかね。暗記が得意なだけ、みたいな」
「そうそう、この子、結構なマニュアル君だよ」
勝手なことを言う二人を十夜は睨むが、二人が怯むことはなかった。
圭斗が十夜を指さす。
即座に十夜は圭斗を睨むが、彼に魔王の睨みはまるで通用しない。
「月舘だってリヒテンシュタインは知ってたのに」
「私だってって何かひどくないですか?」
単に海外のことに少し疎いだけだと紗綾は思うが、嵐はにっこりと笑った。
「大丈夫、月舘には俺がこれから色々教えてあげるから」
「淫行教師は黙ってもらえないっスかね?」
何か言葉に含みを持たせた嵐を圭斗は冷たい表情で見ている。
「黒羽みたいなこと言うのはやめてもらえないかな?」
「うわっ、部長みたいなヘタレと一緒にしないで下さいよ」
「確かに黒羽はヘタレだけど、お前は生意気すぎるよ」
嵐と圭斗の言い合いが始まり、紗綾はどうしたものかとおろおろしながら、ふと、リアムを盗み見た。
彼はおそらく内容はよくわかっていないのだろうが、ただにこにこと様子を見ていて、嵐の躾が行き届いているのか、全く近付いてくることはない。
「まあ、部長は教科書に載ってないことはわからないっていうダメなパターンっスかね。暗記が得意なだけ、みたいな」
「そうそう、この子、結構なマニュアル君だよ」
勝手なことを言う二人を十夜は睨むが、二人が怯むことはなかった。

