「名前を入れるだけでいいんですか……?」
「紗綾! ダメダメ、絶対ダメ!」
一応、確認しておこうと思って紗綾は聞いてみたのだが、香澄は声を上げる。
「そう、これは月舘の問題なんだよ」
「むぅ……」
嵐に宥められて、それでも、香澄は不満げだった。
「基本的には幽霊部員でもいいんだ。たまに呼び出しがあるから、それにさえ出てくれれば、後は来ても来なくても構わない」
「俺達はいつもここにいるけどね! だって、お菓子も漫画もあるし」
「それはお前が勝手に持ち込んだんだろ? 部室を私物化するな!」
「だってさ、こんなにいいソファーがあるのに、勿体ないじゃん!」
どうやら嬉々として来ているのは光だけのようだった。
本当は名前を入れるだけなどという甘い話はないのかもしれない。
生贄などという言葉を使い、誰もがなりたくないと言うのだから。
否、香澄はもっと早くに気付いている。
「紗綾! ダメダメ、絶対ダメ!」
一応、確認しておこうと思って紗綾は聞いてみたのだが、香澄は声を上げる。
「そう、これは月舘の問題なんだよ」
「むぅ……」
嵐に宥められて、それでも、香澄は不満げだった。
「基本的には幽霊部員でもいいんだ。たまに呼び出しがあるから、それにさえ出てくれれば、後は来ても来なくても構わない」
「俺達はいつもここにいるけどね! だって、お菓子も漫画もあるし」
「それはお前が勝手に持ち込んだんだろ? 部室を私物化するな!」
「だってさ、こんなにいいソファーがあるのに、勿体ないじゃん!」
どうやら嬉々として来ているのは光だけのようだった。
本当は名前を入れるだけなどという甘い話はないのかもしれない。
生贄などという言葉を使い、誰もがなりたくないと言うのだから。
否、香澄はもっと早くに気付いている。

