「大体、そのサイキックとか集めて何してるんですか?」
香澄は一番の謎に触れる。紗綾もそれを不思議に思っていた。
一年に必ず一人サイキックを集めるということ。霊能力者二人と霊媒が一人、何を意味すると言うのか。
「そこまで聞くと、君も月舘も後戻りできなくなるけど……それでも、いい?」
冗談ではなく、本当なのだと紗綾はひしひしと感じた。
けれど、それでも、香澄は険しい表情で嵐をじっと見ていた。
「そうやって脅すつもりですか?」
香澄の声は固い。このまま火花でも散るのではないかと紗綾は思ったが、先に逸らしたのは嵐だった。
「俺達はね、君達に見えないものが見えたり、その影響を受けてたりする。否定されることには慣れている。けれど、この苦痛は確かなものだし、そういう人間は他にも結構いてね……君達に見えなくとも確かに存在するものなんだよ」
嵐はちらりと十夜を見て、そして、語る。
できない。否定することなどできないと紗綾は強く感じた。
感じてもいない苦痛を誰が悲痛な表情で語れるだろうか。本人でさえ気付いていないだろう。
香澄は一番の謎に触れる。紗綾もそれを不思議に思っていた。
一年に必ず一人サイキックを集めるということ。霊能力者二人と霊媒が一人、何を意味すると言うのか。
「そこまで聞くと、君も月舘も後戻りできなくなるけど……それでも、いい?」
冗談ではなく、本当なのだと紗綾はひしひしと感じた。
けれど、それでも、香澄は険しい表情で嵐をじっと見ていた。
「そうやって脅すつもりですか?」
香澄の声は固い。このまま火花でも散るのではないかと紗綾は思ったが、先に逸らしたのは嵐だった。
「俺達はね、君達に見えないものが見えたり、その影響を受けてたりする。否定されることには慣れている。けれど、この苦痛は確かなものだし、そういう人間は他にも結構いてね……君達に見えなくとも確かに存在するものなんだよ」
嵐はちらりと十夜を見て、そして、語る。
できない。否定することなどできないと紗綾は強く感じた。
感じてもいない苦痛を誰が悲痛な表情で語れるだろうか。本人でさえ気付いていないだろう。

