「私の話なわけじゃないですよ。身内の話です。母も祖母も懸賞で色々なものを当ててくれますから」
強運を持った一族もいるものだ。
そう思った瞬間、香澄がくるりと紗綾の方を向いた。
「そうだ! 紗綾も一緒に懸賞生活すればいいのよ! うちのお母さんとおばあちゃんに特別に弟子入りさせてあげるから! 講習料無料! どう? 名案でしょ?」
懸賞というものは応募しなければ当たらないとわかっているが、応募したところで当たらないものは当たらない。
そう思ってしまえば、香澄には悪いが、労力を費やす気にはなれない。
「まあ、懸賞になると戦略的な問題になるからね……昔付き合ってた彼女が懸賞マニアで、俺は葉書やら切手やら雑誌やら買いに行かされた苦い思い出があるよ」
嵐の表情はどこか哀愁が漂い、それはやだなぁと嘘泣きから復活した光も顔を引き攣らせていた。
強運を持った一族もいるものだ。
そう思った瞬間、香澄がくるりと紗綾の方を向いた。
「そうだ! 紗綾も一緒に懸賞生活すればいいのよ! うちのお母さんとおばあちゃんに特別に弟子入りさせてあげるから! 講習料無料! どう? 名案でしょ?」
懸賞というものは応募しなければ当たらないとわかっているが、応募したところで当たらないものは当たらない。
そう思ってしまえば、香澄には悪いが、労力を費やす気にはなれない。
「まあ、懸賞になると戦略的な問題になるからね……昔付き合ってた彼女が懸賞マニアで、俺は葉書やら切手やら雑誌やら買いに行かされた苦い思い出があるよ」
嵐の表情はどこか哀愁が漂い、それはやだなぁと嘘泣きから復活した光も顔を引き攣らせていた。

