「それで、運が悪すぎて、生贄とかいう怪しげなお役目まで引き当てちゃったってこと? 笑えない、全然、笑えないわよ! いい? 紗綾。人間前向きに生きていれば運なんていくらでも掴み取れるの! 百万円だって、旅行だって、家電だって、豪華食材だって何だって当たるの!」
香澄は一気に喋り出し、紗綾は彼女が自分とは全く正反対の人間なのだと思う。
明るく、元気で、積極的で、物怖じせず、思ったことを何でも言えて、その上、運も味方についている。
「いや、俺もそういうの当たったことないけど。まあ、少額の商品券とかはあるけどさ。確率的にそんなに高くないと思うんだ」
「俺も福引はいつもティッシュとかお菓子だよ? 残念賞」
「まあ、お前は存在が残念だからね」
「うっわ、クッキーひどいっ! 俺泣くよ、泣いちゃうよ、俺!」
「あーうざいうざい」
「……めそ」
嘘泣きをして、光は膝を抱えてしまった。だが、誰も相手にしない。
香澄は一気に喋り出し、紗綾は彼女が自分とは全く正反対の人間なのだと思う。
明るく、元気で、積極的で、物怖じせず、思ったことを何でも言えて、その上、運も味方についている。
「いや、俺もそういうの当たったことないけど。まあ、少額の商品券とかはあるけどさ。確率的にそんなに高くないと思うんだ」
「俺も福引はいつもティッシュとかお菓子だよ? 残念賞」
「まあ、お前は存在が残念だからね」
「うっわ、クッキーひどいっ! 俺泣くよ、泣いちゃうよ、俺!」
「あーうざいうざい」
「……めそ」
嘘泣きをして、光は膝を抱えてしまった。だが、誰も相手にしない。

