静寂、重苦しい空気、光さえも今はその表情を引き締めている。
本当に後戻りのできない空気だと紗綾は思う。
学校の中でありながら、そうでないような感覚さえ覚えてしまう。
扉はすぐそこに見えているのに、出られないように感じる。
何か隔絶されているような空気があるのだ。
「オカ研ってのは、要するにサイキックを集めるところなんだ。オカルトマニアが集まって怪しげなことしてるわけじゃない。ただいればいいってものでもないから、一年に一人、最も力の強い人間をってことなんだけど」
「部外者に話す必要はないだろう」
嵐が口を開けば十夜が険しい表情で言う。
自分達の秘密を明かすことが気に食わないのらしい。
けれど、嵐がその鋭い眼差しに動じることはなかった。慣れているのだろう。
「だって、彼女の了解も得ないと絶対失敗になるって。そうなるとお前、やばいよ? 俺も助けてやれないし」
お前のためだと嵐は十夜を説得しようとしたようだが、十夜は勝手にしろと視線を逸らしてしまう。
本当に後戻りのできない空気だと紗綾は思う。
学校の中でありながら、そうでないような感覚さえ覚えてしまう。
扉はすぐそこに見えているのに、出られないように感じる。
何か隔絶されているような空気があるのだ。
「オカ研ってのは、要するにサイキックを集めるところなんだ。オカルトマニアが集まって怪しげなことしてるわけじゃない。ただいればいいってものでもないから、一年に一人、最も力の強い人間をってことなんだけど」
「部外者に話す必要はないだろう」
嵐が口を開けば十夜が険しい表情で言う。
自分達の秘密を明かすことが気に食わないのらしい。
けれど、嵐がその鋭い眼差しに動じることはなかった。慣れているのだろう。
「だって、彼女の了解も得ないと絶対失敗になるって。そうなるとお前、やばいよ? 俺も助けてやれないし」
お前のためだと嵐は十夜を説得しようとしたようだが、十夜は勝手にしろと視線を逸らしてしまう。

