Catch-22 ~悪魔は生贄がお好き~

「それはクロちゃんが」
「導きだ」
「導き?」

 香澄が訝しめば、十夜は見せた方が早いとばかりにテーブルの上に広げた紙を指す。
 白い紙にはひらがなや数字などが書かれている。
 それを見て、香澄があからさまに嫌そうな顔をした。

「うわっ、まさか、コックリさん……」
「そんな胡散臭いものではない」
「十分に、十二分に胡散臭いわよ!」

 不本意だとばかりに十夜は言うが、香澄は聞く耳を持たない。
 紗綾はそのやりとりをただ見て聞いているしかなかった。
 香澄ではなく、自分のことであるはずなのに、まるで追い付かない。