十夜のいない 帰り道、紗綾は圭斗と並んで歩いた。
昨日と同じでありながら、まるで気分が違う。幸いだったのはリアムとは帰り道が全く逆方向だったことだろうか。
そうしていれば自然と圭斗がいる帰り道はあと何回残されているのかと考えてしまう。
圭斗はあんなことがなければ紗綾が一生関わることのなかったかもしれない種の人間だ。
そう思えば思うほど何を話せばいいかわからなくなる。
「ねぇ、先輩。俺が部活、さよならさせられるかも、って思ってます?」
不意に圭斗が言い、紗綾はどきりとした。
どうして、今、考えていることがわかってしまったのか。
「先生から聞いたの……?」
「やっぱりそうっスか」
もう嵐は話したのか。圭斗はどんな気分なのか。
紗綾が何を言ったらいいかわからないでいると、そのまま圭斗は続ける。
昨日と同じでありながら、まるで気分が違う。幸いだったのはリアムとは帰り道が全く逆方向だったことだろうか。
そうしていれば自然と圭斗がいる帰り道はあと何回残されているのかと考えてしまう。
圭斗はあんなことがなければ紗綾が一生関わることのなかったかもしれない種の人間だ。
そう思えば思うほど何を話せばいいかわからなくなる。
「ねぇ、先輩。俺が部活、さよならさせられるかも、って思ってます?」
不意に圭斗が言い、紗綾はどきりとした。
どうして、今、考えていることがわかってしまったのか。
「先生から聞いたの……?」
「やっぱりそうっスか」
もう嵐は話したのか。圭斗はどんな気分なのか。
紗綾が何を言ったらいいかわからないでいると、そのまま圭斗は続ける。

