「神崎 黎 それがこいつの名前か…」 何を抱えてんだろか? どおしてこいつはこんなに傷だらけなんだ? あんなに雨になるまでどおして雨にうたれていたんだろう。 そしてこのドッグタグの今はなんなんだ。 俺の中で、なにかが芽生えた瞬間だった。 こいつを守りたい。 そう思った。 たぶんそれは俺だけの気持ちではなく、 ここにいるこいつらもそう思っただろう。 こいつを黎を 雷姫にしたいと…… ただ雷姫は総長の女。 たがら俺の女になる 俺はせれでもいいかもと思っていた。