車に乗り込むと、あいつらも乗り込んできた。
「この子、可愛いー。ハーフかな?キレイな目の色。」
「かもな、瑞人より可愛いぞ。
こいつ、俺らの高校の制服着てやがる。一年か?」
「日向うるさい。僕は男なんだから・・・でも、この子には負けちゃうな。」
「そーいやぁ。今日、1年生にすごくキレイなやつが要るって騒いでたな。
ハーフっぽい顔した美人なこ。ていってたけなー」
「あぁ~、奏。それ俺も聞いた。
俺ら入学式サボったからな。」
「あ!連哉。倉庫に戻るか。それとも、家か?」
「あ~。家でいい。」
「「「・・・!」」」」
俺は今まで、家には誰も入れたことが無い。
それを知っているからこいつらも驚いているんだろう。
まぁ。いいこいつなら。
