闇を持った少女×神雷

連哉side

舜が走って近づいていった。




「おい!

お前大丈夫か?雨ふってんだぞ。早く家に帰れ!」



その瞬間





女は崩れ落ちた。





全員がハッとしていた。





濡れた髪の中からは綺麗な顔が見えた。




俺は、普段から綺麗や可愛いといわれる人間はたくさん見て、抱いてきた。






そんな俺でも息を呑むくらいこいつはきれいだった。




「おい、大丈夫かよ、」



珍しく奏が動揺しているようだった。





「大丈夫だろ。気を失ってるだけだ…」


舜に声が震えている。