午後。 いつものように、幹部のみんなと俺らは繁華街をうろついていた、 「なぁーそろそろ帰ろうぜぇ。 今日はけんかも無いようだし。俺早く帰って、テレビみたいんだけどぉ。」 チャラい口調で帰りたがる日向。 俺も同感だ。 昼間まではくもひとつなく晴れていた空だが、 今は、今にでもふりだしそうな位に暗くよどんでいる。 「そうだな。連哉帰ろうぜ。」 「あぁ」 「車どこに止めたっけなぁ~」