とぼとぼと、自分の家に向かって歩いていった。 ガチャ。 「ただいまぁー」 ふぅー疲れた。 え…………なんで、ここに男物の靴があるの? 「やぁ。おかえり。待ってたよ♪」 なんで、いるの? 「なんで…て顔してるね♪ 久しぶりに、黎に会いたくなって帰って来た、 黎一段ときれいになったね。黎~」 そう言ってこいつは私の頬を撫でようとした、 「イヤぁ…」 私はとっさに手を叩いた。 ヤバい。そう思った時は遅かった。