仮恋人~アイドルと秘密の契約~





「おい!!」




本間くんが誰かを叫んだ。





もしかして、あたしのこと?




自意識過剰すぎるでしょ!!



もう、早く通り過ぎよう!


どうせ、放課後行かなきゃいけないんだし。







何回か「おい」って声が聞こえたけど、名前を言うわけでもなかったし、あたしとも限らないし振り返らなかった。






「おい、って言ってんだろ!」



思いっきり、肩を掴まれてあたしはちょっとよろめいた。