仮恋人~アイドルと秘密の契約~




「…っ!!」





さっきの足の痛みが襲ってきた。





あたしは痛みを必死で抑えようとした。



ここで、あたしが遥斗の腕を振り払っても遥斗を怒らせるだけだ…。







その時もう片方の腕を掴まれた。



あたしが止まると、遥斗が振り返った。







「お前さぁ、自分のことばっか考えてねえでちゃんとこいつのことも見ろよ」



「えっ?」





隆二君が遥斗に言った。


遥斗に何言われてもちゃんと返事を返さなかった隆二君が、遥斗に自ら話に行った。



「は?」



遥斗も隆二君が何を言ってるのかわからない、という顔をしていた。