仮恋人~アイドルと秘密の契約~





仲良くなんかありません、って言おうとしたけど、この人にはそう言っても笑って信じてもらえなさそう。




あたしは、ただ緊張してただけなのに。






遥斗が店から出ようとした。



あたしも慌てて後を追って店から出ようとした。




「あの、ありがとうございました」



あたしは、出る間際に担当してくれた人にお礼を言った。





「いえ、ありがとうございました」



深く頭を下げられて、あたしはその店を後にした。