「な、な、なに…!?」 「仮にも付き合ってるんだから、キスくらい普通だろ?」 き、き、キスーーっ!? あ、あたしキスされたの!? 「…どうでもいいけど、早く慣れろよ。じゃ」 そう言って、遥斗は車に乗り込んで行ってしまった。 「ちょっと待って―――」 車に叫んでも止まることはなく-。 あたしは、ヘナヘナと地面に座り込んだ。