ラブ・エンジェル



「くそ双子め…まじでありえねぇ。こんな大量に溜めるとか…」


パソコンに向かい、カッタカタキーボードを鳴らす喜助。


そう。喜助の言うとおり、この仕事は双子たちのもの。


なんでも2人して存在を忘れてたとかだ。


「本当に有り得ない。それでなんで一年で片付けてって…酷い」


「あぁ。本当にありえねぇ」


あぁ、珍しく同意された。

喜助の隣で私は喜助の入力した書類たちをまとめあげている。


それを呑気にコーヒー片手に見つめる亮先輩にも腹が立つ。


そんな私の視線に気付いた亮先輩。


「まぁまぁ。後でお菓子あげるから頑張って」


にっこりスマイルで言われたけど、そんなんで納得できるか。


どーせ駄菓子とかでしょ。と思っていたら


「丁度今日、クラスメートの子にお菓子を貰ったんだ。京都で和菓子の老舗を営んでる所のご令嬢からね。どう?」


「いただきます!」


「げっ!お前釣られんなよ!」


無理無理無理。そんな高級菓子を手放せないよ。


「喜助、早く終わらせよ!」


高級菓子でテンション上がった私は、喜助をバンバン揺らしてせかさせた。