ラブ・エンジェル




ーーー集会後


「ちょっと待って!聞いてない!」


先をさっさと歩く海翔に叫ぶ。

彼は全く歩みを緩めることはせず、ただただ守護神専用の部屋へ向かっていく。


「分かってる。だからまだ荷造り出来てないんだろ?双子や喜助とか手伝わせに行かせる」

いやいやいや!

そーじゃなくてね!


「聞いてないよ!私も守護神と同じ寮に入るとか!」


「さっき説明済み」


「あーもー!!!」


後ろで発狂した私の声を聞いて、海翔はピタリと歩みを止めてこちらへ突進してきた。


ちょ、無言で無表情で近づいてこないで!

怖いから!



「何で困る?」


端的に問われる。

何でって?それは…


「男と生活するとか!私の清純度が損なわれる気がする!」


「大丈夫。俺は男女差別をしない主義なんで」


「ま、万が一の過ちが起きるかも…」


「ご心配なく。誰も恋羽にムラムラしてなっ」


そこまで無表情で言ったこのデリカシーのない男に鉄拳を入れた。



「馬鹿っ!!!」