そうやって舞台裏での会話を思い出していれば、自然と会は終わりに近づいていた。
「…という訳だ。よって橘恋羽は例年通りに女子寮から守護神専用の寮へ移る事にもなる。それについても…」
ちょっと待って!!!
グイッ
「うわっ!ど、どーしたの~?」
へらりと笑う弥彦に、無理やりこっちを向かせた私は全校生徒に気づかれないように彼に説明を求める。
「何よ!今の海翔の発言!」
「そのまんまだけど?」
「聞いてないわよ!」
「え~だって今報告したも~ん」
弥彦はそう言って、顔に似合わない力で私の手を振り払った。
「詳しい説明は後で、ね?今は前向いて」
「そんなっ「こっち見られてるから、ね?」
弥彦の言うとおり、何人かこっちを見てたし、海翔の目がこっちを向いていたので仕方なく前を向いた。

