ラブ・エンジェル



「それで?聞きたいことは聞けた?」


「いや全く。寧ろ叫ばれ嫌われ逃げられ…俺どんな顔して恋羽ちゃんに会えばいいの!?」


「うわっ!!!ちょ、揺らすなバカ雷!落ち着けって!!!」


もう訳分かんない!!!


零にすがりついてギャーギャー騒ぎに騒いで、零が俺に痛い一発をくれた所で一旦落ち着いた。



「まじ有り得ない。バカ雷。あーめっちゃ疲れたしー!!!」


「痛い…ごめん…」


シュンと更に落ち込む俺。


片割れは見かねたのか、深いため息を吐き出した。


「本当、バカ雷。ちゃんと考えて行動しろっていってんじゃん」


「分かってるって。てかそれお前もだろ」


「少なくとも俺より雷の方が行き当たりばったり率高いもーん。って、そんな事より恋羽ちゃんの事!」


「恋羽ちゃんのこと?」


「さっき雷たちがまみちゃんに会いに行ってる間、海翔直々にお願いされたんだ」


ニヤリと楽しそうに笑みを浮かべた零



「まぁ、まさか誰かさんが先に行動してるなんて誰も思ってなかったけど」


「…!?ま、さか…」


「そーそのまさか。海翔からのお願い。“黒田まみの依頼と同時に恋羽について調べてくれ“ってね」