「…ごめん、なさい…」
つい口からこぼしていた。
「は?」
「仕事放置してごめんなさい。何も出来なくって…なんの価値もなくて…」
ごめんなさい、ごめん、なさい…
腕を掴まれ立ち尽くしたまま私は海翔にそう繰り返し言った。
「恋羽」
優しい声が私の耳元に響いた。
「別に怒ってない」
「でも…!」
「それより心配してる。雷と何があった?」
あぁ、もう確定してますね。
私と雷の間で何か起きてしまったことを。
「別に何も…」
「恋羽を助けてやるって言ったんだけど俺」
「………」
「忘れた?信用出来ないか?」
「それは無い!海翔の言葉に嘘は無いって思う!」
「なら話してみろ」
「そ、れは…」
「助けてやる。俺がお前を」
真剣な眼差しで見られ、私は彼の隣に腰掛け簡単に話をした。

