私のかすれた叫び声よりも大きな声で呼ばれた名前。
それと同時に私の体は握られた手を引かれ、そのまま前に勢いよく倒れた。
「恋羽…大丈夫だ」
そう言って耳元に優しく言葉を落とし、ギュッと私を抱き締めた。
瞬間、体に電流が一気に流れたかのように痺れて脳の奥の奥のそのまた奥の、しまい込んだ記憶の中の言葉が脳の中に響いた。
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『大丈夫だよ、恋羽』
『消えたりなんかしないよ』
『笑って。ずっとずっと笑って』
『好きだよ恋羽』
『俺を忘れなければ必ず恋羽を見つけるよ。どこにいても必ず』
『恋羽、ーーーーー』
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