一瞬の沈黙が部屋を駆け抜けた。
皆が頭の片隅に置いていて触れなかった話題。
それを自らいや、No.1でリーダーであるからこそ海翔は言ったんだろう。
「マジで!?」
誰よりも驚いた顔をしていい反応をした喜助。
それに短く海翔は首を縦に振った。
「恋羽を助けると言った以上、“悠里“って奴を調べない限り解決策は導けない」
違うか?
そう問われ、喜助はコクリと頷いた。
「だから今ここにいるメンバーに頼みたい。恋羽にバレないよう、黒田まみの依頼と被せて調べて欲しい」
珍しく、俺たちに頼み事をしてきた海翔。
普段は仕事を能力別に振り分けて渡すだけなのに、これは海翔自身の頼み事なんだな。
俺たちは恋羽ちゃんを守護神全体で助けるつもりが、海翔は自分で彼女を助けたいんだな。

