ラブ・エンジェル




ーーーー同時刻・亮side



「これは意図的だね」


雷と恋羽ちゃんを指名した海翔に、双子の片割れの零がそう言って薄く笑った。


海翔は何のことだと素知らぬ顔。


「じゃんけんの結果だ」  


確かにね。じゃんけんで負けたのは2人だ。


けど、零は


「これは意図的だよ、確実に。もっと分かりやすく言えば恋羽ちゃんを追い出す為のじゃんけんデショ。違う?」

そう言って、海翔を見つめる。


海翔は小さく笑って


「そう思うなら、そうだろう」


そう言い、組んでいた足を解いてこれが本題と言った。


俺と弥彦は大体の想像がつく。零も雷よりは頭がキレるから俺たちのように海翔の指す本題が大体想像ついてるようだ。

喜助は…仕方ない。まだ海翔の元についた日が浅いからイマイチ掴めていない。


自然と海翔の方へ寄るメンバー。

その姿勢を横目にして薄い口を開いた。


「恋羽の言った“悠里”ってのを探す」