彼らはガシッと私の手を取った。
「!?」
「僕らで手伝えることがあれば何なりとお申し付けください」
「えっ…いや、大丈夫よ」
グイッと手を引くが、なかなか離れない。
「そんなこと言わず。天使様の役に立ちたいんです」
いやいやいや!役に立ちたいならまず手を離せ。
苦笑いしながらも手を必死で引っ張って離せと抵抗の意を見せているにも関わらず、彼らは勝手に喋っては手を離す気配はない。
そろそろ怒ろうかと考えていた時
「ねぇ、手離して。嫌がってるから」
さっきまでいちゃいちゃしていた雷が私と彼らの間に入っていた。
「いや、でも…」
「何?俺になんか意見ある?」
「い、いいえ!そんなことありません!」
「そっ。じゃあいいね」
行くよ、そう言って私の手を握る男の手を払って私の手を握りしめてさっさと教室を出ていった。

