ラブ・エンジェル



一通り笑い終えた雷は、拗ねる私に涙目の顔で説明してくれた。


まとめてしまえば、皆さん素晴らしい家柄だった。


双子は化粧品会社社長のご子息。

喜助は国内外に和食の店を構えるそのトップの社長ご子息。


弥彦は私でも知ってるブランド服のオーナーの社長ご子息。

亮は国内最大の病院の社長ご子息。


そして…


「海翔の家なら確実に恋羽ちゃんの家と関わり深いよ?」


そう言われても分からない。

「知らないわ…」

彼はフフッと含み笑いを零して言った。


「海翔の家は国内最大のミュージックレコード会社だよ」


そこでピーンときた。


「あ、あぁぁぁぁ。うそっ!!!」


「嘘じゃないよ~。よーく思い出して。代表取締役兼社長の名前」


「………神山社長」


「せーかい♪」


うわぁぁぁ!嘘うそウソっ!

私何度か会ったことあるわ!

それがまさか、海翔のお父さんだなんて。


「お、ついたついた。恋羽ちゃーん!戻っておいでー」


雷の声にハッと我に返った。

すいませんといって私も目的の7組をみつめた。