秘密×2


―――……
―…

「あ゛ぁ~」

「いくよっ!」キリッ

真ちゃんに連れ去られた私は今。
陸くんと連のクラスのドア前にいた。

「やっぱ無理だって…」

「は?」

「ごめんなさい。」

「じゃ、失礼しまぁーす♪」
ガラガラッ

「陸ぅ~」

真ちゃんってすごいよね。

こんな人がいっぱいの教室で叫べるんだから…


「おー!真!あれ?理華ちゃんも?」

「陸陸っ!チョコ!昨日作ったの!美味しいから食べてみてよねっ!」

「おっ?あーバレンタインか!今日!ありかと!真」

「うんっ///」

真ちゃんの顔が超乙女になってます…