スーパーヒーロー

「あのっ、いいえっ、帰ります…すいません…」
僕は走り出していた…

僕はますます自己嫌悪に陥っていた…自分が嫌いで仕様がなかった。
何一つまとまらない、何をしても一貫性のない、あやふやすぎる自分…
何が゛好きで、何が目的なのか、それすらつかめず、ただ行き当たりばったりに生きている…

僕がますます学校から遠ざかって行ったのは言うまでもない…