僕は絶望に打ちひしがれていた。
 生きていくということを、これほど重荷に感じたことはない。

 誰からも愛されず
 誰からも祝福されず
 誰からも信頼されない…


 思春期には、そういったことは多くある。
 自分の中では、孤独なのだ。


 カウンセラーの先生はよく言う。
 自分の中の問題だと…


 僕は不登校で、
 母さんには、兄さんには、とても心配かけている。

 クラスメイトにも心配して電話をくれる人も何人かいる…

 それはそうでも…

 でも僕は孤独だった。

 それをいくら否定されても
 僕の中の孤独は癒されない…