ドキッ!
胸がきゅんとした。
俺を見て微笑む梨亜が今までに
ないくらい綺麗だった。
「・・・綺麗。」
思わず言ってしまった。
「でしょ♪ホント綺麗だよね~。」
いい感じに話が噛み合っていた。
よかった・・・。
「こうちゃん、俺と美月、1コ下いくわ♪」
「あ、おう。わかった!」
海斗は俺にむかってウィンクして美月の
もとへいった。(邪魔するなよ)って意味だ。
俺と梨亜は二人で星を眺めていた。

「こうちゃん。」
梨亜がつぶやいた。
「ん?」
「梨亜、こうちゃんが・・・」
梨亜が黙ってしまった。
「なに?」
ギュッ。梨亜が俺に抱きついてきた。
「好きなの。」
夜空に星が輝いていた。