「あ!こうちゃん!遅いー。」
梨亜は薄い長袖に淡い色のスキニーを
はいていた。ヒールのくせにちっちゃい。
「わりぃ。あれ?海斗と美月は?」
二人の姿がなかった。
「あー。ラブラブしながらトイレ行った(笑)」
「まぢか。あー、梨亜。」
「なに~?」
「俺、彼女と別れた☆」
梨亜にむかってピースする。
「えー!まぢ!フリー仲間じゃん♪」
そういや、梨亜も彼氏と最近別れたとか。
「だな。」

美月と海斗が戻ってきて、4人で
展望台へ向かった。
「うっわぁ、綺麗だね!梨亜♪」
美月が目をパッチリさせて星を眺める。
「でっしょ~!?」
梨亜も星を眺めている。
その横で美月を眺める海斗。
なんなんだ、この光景。
「ねぇ、こうちゃん!綺麗でしょ?」
梨亜が俺をみて微笑む。