。。。ひとみしり。。。

それからしばらく私は泣いていた。

「そろそろ掃除・・・」

と、顔を上げようとすると

「時間なんか気にしなくていいよ。もう少しこうやって座っていよ。」

大倉君が頭を押さえつけた。

なんだか寂しげで強引な大倉君にびっくりした。

「大倉君?どうかした?」

心配になって顔を上げた。

すると、

「ぅうわぁ!こっち見んな!」

と慌てて向こうを向く大倉君がいた。