背中に口付け 短編











「返事、聞かせて」

「……る…」

「ん?」




あたしは泣きながら亮太郎に



「結婚、するっ………!」



と鼻声で言った




「やべ……嬉しい…」




亮太郎のそんな声が聞こえた



それと同時に背中に伝わる

亮太郎の唇の感触



「ひゃっ!」

「もうひとつ俺のっていう印」