桜「ねえ。お父さん、お母さん」

父「何だ?」

桜「…“椿”について教えて?」


あたしがそう言うと、二人とも驚いてるような困ってるような…

複雑な表情をした


母「記憶が戻ったの?」

桜「ううん。記憶は戻ってないよ」


どういうこと?

と怪訝そうに空兄と総兄に説明を求める

それを受けて、話ずらそうに二人が説明し始める


空「桜さ、前から頭痛がしてただろ?

記憶が戻りそうな前兆の。

それで、今日の朝それを話してたら…

桜に聞かれてたんだよ。

それで、もう誤魔化さないでくれって言うから…」


父「そういうことか…」


そこで蓮に視線をとめて


父「でもなぜここで蓮君が?」


と言う


蓮「椿について、俺も話したいことがあるからです」


蓮がはっきりと答える