蘭蝶Ⅳ

桜「ねぇ、これってもしかして…」

蓮「あぁ…」


あたしたちが今いる場所は、ベンチの前を通らないと出ていけない

つまり椿たちがそこにいる限りあたしたちは動けなくなったってことだ…


椿「さっきはごめん。あと、腕も…」

風汰「謝んじゃねぇよ。腕もたいしたことないっていってんだろ。

それにもともとあれは、俺が絡まれたんだし。

こっちこそ巻き込んで悪かったな」


しかも、距離が近いからバッチリ会話まで聞こえてくる

もうどうしようもないし、ここにいるしかないよね…


椿「あたしさ、正直こういうのしばらくなかったし、もう大丈夫かなって思ってたの。

今日のでそれは思い過ごしだってわかったけれどね。

…いつになったら、なくなるのかしらね」


そう言った椿の声は、すごく疲れてるように聞こえた