蘭蝶Ⅳ

風汰「椿。俺は椿のせいで怪我をしたわけじゃない」

椿「でも、風汰があたしを庇ったから!

あたしを庇わなければ怪我なんてしなかったのに…!」

風汰「これは俺の不注意のせいだ。それに、元々狙われてたのは俺だ。

だから椿のせいじゃない」


風汰が今まで聞いたことのないような優しい声で椿に話しかける

でも、それでも椿は落ち着かなかった


椿「あたしといるとみんな不幸になる…!

だから…!」


そこで、椿が苦しそうに顔を歪めた

それを見て、風汰と院長先生の表情が変わる


「椿ちゃん、落ち着くんじゃ」

椿「く…るし…!」

風汰「ゆっくり呼吸しろ。な?」


給油室にいても、ひゅ、ひゅ、という早い呼吸が聞こえてくる

これ、過呼吸…?

あたしたち4人は何も言うことができず、ただ3人を見ることしかできない