蘭蝶Ⅳ

「痛いと機嫌が悪くなるのは相変わらずじゃのう」

風汰「うるせぇ」


あぁ…痛かったから不機嫌なのね

なんか小さい子供みたい、と思ってると…

微かな笑い声が聞こえた


桜「空兄…」


思いっきり肩震わせてるし…

ひっしに笑いをこらえようとしてるのだけは伝わってくる

でもな…ちょっと危ない気がする

と思ったときには遅かった


風汰「給油室に誰かいんのか?」

「なんでじゃ?」

風汰「…人の気配がした」


急いで窓から見えなようにし、気配をできる限りけす

でも、風汰の視線が給油室に注がれてる感じがした


「気のせいじゃないかのう?

それより椿じゃ」

風汰「………」


まだ納得してる感じじゃないけど、椿のことを出されてはそっちを優先するしかないみたい

風汰からの視線が外れ、みんな安堵する

院長先生ありがとう…

かなり助かりました

心の中でお礼をいいつつ、空兄をジロリと睨みつける