蘭蝶Ⅳ

「なら、そっちの給油室で待ってなさい。

いいと言うまで出てくるでないぞ。

絶対じゃ」


院長先生の言葉に頷き、給油室に入る

もしかして、椿に何かあったのだろうか

不安な気持ちが心に広がる


蓮「大丈夫だ。」

桜「…うん」


蓮が、あたしの左手をぎゅっと握ってくれた

それだけで、不安な気持ちが少し薄れて冷静になれる


そしてまもなくして

慌ただしくドアが開い音がした


「お連れしました」

「処置道具は」

「こちらです」

「わかった。もう下がってよい」

「失礼します」


今のは…ここに誰かを連れてきた人と院長先生の会話?

処置道具ってことはまさか…

そう思ったときと、声がしたのは同時だった