蘭蝶Ⅳ

すると、真迩さんもやってきた

真迩「そやそや!

必ずそういう奴は一人おんねん!

それに楽しいから気にならへん!」

楓「二人ともありがと~!!」


真迩さんがよしよしと楓の頭をなでてる

なんか、楓が幼稚園生で真迩さんが先生みたい


そう思ってクスクス笑ってると、蓮がいつの間にかとなりにいた


蓮「桜」


蓮に名前を呼ばれる


桜「ん?」

蓮「頭、大丈夫か?」

桜「…うん。大丈夫」

蓮「そっか」


“そっか”といいつつ不安げな表情だ

桜「大丈夫だよ?

ちゃんと痛くなったら言うから」


ね?と言って笑う

それでも、蓮の不安な表情は拭えなかったけど


……最近、よく頭が痛くなる

理由は分かんない

ふとしたときに痛くなって、しばらくすると治るんだ


――千夏が同室になったのも、そんなあたしへの配慮だったりする

來さんが『念のため』と言って、そうしたのだ