蘭蝶Ⅳ

桜「大丈夫、話すだけだし。

椿のことは、ちゃんとあたしが自分で話したいから」



あたしの決意が固いと分かったのか、みんなそれ以上は言わなかった



桜「変装と偽名は、椿の両親にバレないため。

あたしたち一家は、会うの禁止されてるから」


優里「でも、それがバレたら…」


桜「バレるようなヘマしないって!

後は?」


優里「じゃあ、何で椿にそのこと言わないの?」


桜「下手に言って関係をこじらせないため時期を見て話すつもり。

…それに、椿はあたしのこと恨んでると思ってたから」

優里「恨むって…!!

椿は沙希のこと恨んでない!

むしろ、椿が桜から恨まれてるかもしれないって言ってたよ!?

なんで、お互いに恨むなんて…!

実際2人ともそんなことないのに…!」


桜「…うん。やっぱ、あたしたちは最後の別れ方じたいが良い感じじゃなかったから。

最後は喧嘩したままだったし。

それに、今椿に言っても椿は混乱するでしょ?

あたしだって聞いたときは混乱したし。

だから、時期をみてちゃんと話すよ。

それまでは、優里も黙っててもらえる?」


優里「…うん。分かった」

桜「ありがとう」


優里の表情を見ると、まだかなり混乱してるみたいだった

まあ、無理もないんだけどね

椿からあたしの話を聞いてたら尚更だろうし