蘭蝶Ⅳ

「安斎さん?どうしたの?」


桜「いえ、大丈夫です…」


まずい、と思いつつカバンを持ち扉へと向かう

さすがに二回も2人の前で記憶を失うわけにはいかない

ここを出たらトイレがあるから――――


と頭痛と闘いながら考える

大丈夫、このくらいならトイレまでならもつ


優里「沙希?どこに行くの?」

桜「ん…帰る…」

「迎えがくるまでここに―――」


理事長がそう言うおうとしたとき


――コンコン


「失礼します」


ノックがしたと思ったら扉が開いて、人が入ってきた



桜「れ…ん?」


まずい

そう思ったときには再び自分の体を支え切れなくなっていた

そして床に体がつく前に、蓮に受け止められる


蓮「おいっ!!!」


あーあ…トイレまでなら持つと思ったんだけどなあ

蓮の顔見たら、気が緩んじゃったよ


そんなことを思いながら、あたしの視界は再び真っ暗になった