蘭蝶Ⅳ

それと…きっと、優里はあたしが嘘をついてると感じてると思う

偽名までは気付いてないだろうけど、何かあるってことくらいは

それが椿のことと気付いてるのかは微妙なとこなんだよなぁ


椿のこととなると動揺してるのを上手く隠せない


それを自分で自覚してる以上、鋭い優里には感づかれてもおかしくないだろう



優里「…椿と、何か関係してるの?」

桜「…バレちゃった?」


バレてたか

と心の中で溜息をつく


優里「薄々ね?

桜、椿のことでときどき動揺してたしでしょ?

あと、椿だけ微妙に接し方が違ったり」


…どうやら自分で思ってた以上に隠し切れてなかったらしい


優里「でも、椿とはここで初対面だよね?

そこが不思議なの。沙希が一方的に知ってるってこと?」


優里がそう言ったときだった


桜「…っっ……」


頭に痛みが走った

しばらくなかったのに…!

あの、記憶関係と思われる痛み