蘭蝶Ⅳ

優里のことを考えていたら、いつの間にか学校についていた

しかも、時計を見たらいつもより時間が早かった

考え事をしつつも足は速く動いてたっぽい


教室に入ると、優里は――――――いた

自分の席で本を読んでた

ずっとここにいるわけにもいかないから、自分の席に向かって歩きだす


そして、席の近くまで行ったとき

優里があたしに気付いた

目が合ったけれど、どちらも喋らず気まずい空気が流れる

その空気気を破ったのは優里だった


優里「…おはよう」

桜「…おはよう」

優里「話が、あるの。

屋上で話さない?」


優里の言葉に頷いて、カバンを机の上に置いてから2人で屋上へ向かう

その間も、ずっと無言

屋上についてからも、優里はずっと黙ったままだった

口を開こうとしては、閉じての繰り返し

それを何回か繰り返したあと


桜「…話って?」


今度はあたしからその空気を破った