蘭蝶Ⅳ

そう考えて、また話だそうとしたときだった


~♪~♪~♪~♪


椿「あたしだ」


椿の携帯が鳴った


桜「出たら?」


ちょっとの間出るのをためらったけど、椿が通話ボタンを押す


椿「…もしもし。

…分かりました。早退手続きは?

…はい。分かりました。今すぐ帰ります」


それだけ言って椿は電話を切った


椿「あたし、帰るわね」

桜「ちょっと待って!」


屋上から出て行こうとする椿を引きとめて続ける


桜「なんで、あたしに今のこと話たの?」

椿「…何でかしらね。

自分でも分からないわ。

あえていうなら…沙希が、あたしの姉…桜に似てるから、かしらね。

沙希が理事長室に挨拶に来てるとき、あたしたち会ったでしょ?

あのとき、一瞬桜かと思ったわ」


それじゃあ、質問には答えたから


そう言い残して椿は屋上から出て行った