蘭蝶Ⅳ

それから昼休みになり、今は屋上

みんなで今朝の話しをしてる


直人「へぇ~。そんなことがあったんだな!」


直人は今日遅刻してきたらしく、しらなかったらしい

ちょっと驚いてたけど、いつもの様子だ


桜「優里?」

優里「ん?なぁに?」

桜「…今朝から、様子が変だよ?

どうしたの?」


今朝からずっと気になってたことを聞いてみる

朝、不良を見たときから変だった

その後の休み時間もずっと上の空だったし

椿もいつも通りを装ってるけど何か変だし

風汰はいつにもましてイライラしてる


桜「みんなも。今朝のことが関係してるんでしょ?」

優里「ねえ。沙希」


あたしの呼びかけに答えた優里の声が

今まで聞いたことのないくらい冷めた声だった

そして、雰囲気までガラッと変わった


優里「人には、踏みこまれたくない、思いだしたくない領域があるって分かる?」

桜「分かるよ」

優里「だったら分かるでしょ。それはあたしにとってそういうモノなの」


そういうモノ…ねえ