蘭蝶Ⅳ

桜「行くよ、優里!」

優里「え、ちょっと沙希!?

場所分かるの!?」


ごめん!と心の中で謝りながら無視して走り出す

足音的に、優里も走ってあたしの後をついてきてるみたい


あの場所であの方向

人気の少ないところだったら――――


桜「…いた」


やっぱりここか

ここは体育館裏

うん、まあ定番すぎるんだけど


とりあえず、会話に耳を澄ます


椿「放して」

「ごめんねーそれはちょっと無理かなぁ」

椿「…っ…」

「あ、痛かった?」

風汰「…おい」

「あはは、その顔いいね。面白いよ」


椿の手首を強く握ってるのか、椿はすごく痛そう

…どうするかな

ここであたしが出ても尚更めんどくさくなるのは必須だ