蘭蝶Ⅳ

千夏「何で無理して笑ってんの?」


あたしが思ってたのと別なことを言われて


…無理して笑ってる……?


桜「別に、無理してないよ?」


千夏「ほら、今だって。

完全に作った笑いじゃない。

桜に何があったかは知らないけど。

あたしたちの前でまでそんな顔しないでよ。

別に無理して明るく振る舞わなくていいんだから」

楓「そうだよ?

帰ってきた途端そんな笑い方するからビックリしたじゃん!

作った笑顔なんて桜ちゃんらしくないよ。

それだったら、昨日の泣いてる桜ちゃんの方が何十倍もいい」


桜「千夏…楓…」

陸「桜も、少しは俺たちのこと頼れ。

弱い部分見せたっていいだろ?

俺たちは“仲間”なんだから」


陸の言葉にここにいる全員が頷く


あたしの目から、一粒

涙が落ちた