蘭蝶Ⅳ

その途中

ちょうど、曲がり角の向こうから声が聞こえてきた


「おい、部屋で大人しくまってることもできないのかよ」

「だって心配じゃん!

そう言ってる陸だってついてきてるくせに」

「さっきから何度その会話繰り返してんの?

いい加減うるさいんだけど」


この声は…

楓と陸と千夏だ


桜「なーにやってんの?」


おどろかすつもりでわっ、と顔をのぞかせる


楓「わ!びっくりしたぁ…

って桜ちゃん!おかえり!」

桜「ただいま」

千夏「思ったより遅かったね」

桜「うん。いろいろあってさ。

他のみんなは?」

陸「桜の部屋にいる」

桜「自分たちの部屋に居ようとか思わないの?」


そう言って笑う

でも、あたしが笑った瞬間

三人が驚いた顔をした